山田さん(仮名)が、サラ金から、50万円を、平成元年1月1日に利率29・2%、年1回利息分を返済するという返済条件で借りたとすると、弁護士が介入しなければ、元金債務は、平成6年になっても、7年になっても、なお50万円のままです。
一方で、弁護士が借金を減額してもらう手続をすると、平成6年になっても、7年には、借金がゼロになっているという話をしました。
そして、山田さん(仮名)が、平成18年まで返し続けていると、どういうことになるのでしょうか。
山田さん(仮名)は、平成18年までずっと払ったとすると、借金がゼロになったうえに、178万円も、利息を払いすぎているということになります。
借金を返済している期間が10年以上になってくると、場合によっては、サラ金に対して、お金を返せ、という請求ができるのです。
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